2013/06/01

[新作]美術文章 1

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同人一般向け 一般向けその他同人誌PDF
あなたはアートと芸術と美術の違いを説明出来ますか? 作家・編集者のバーバラ・アスカが美術やアートについて考える本。


2013/05/17

[新作]おもしろい歴史教科書 参 戦国のお城はおもしろからくりハウス!3

315円
同人一般向け 一般向けその他同人誌PDF
戦国のお城をおもしろく解説! 歴史に興味がわく同人誌、第三弾。おもしろくなければ歴史じゃない!!


2013/05/11

[新作]おもしろい歴史教科書 弐 戦国のお城はおもしろからくりハウス!2

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同人一般向け 一般向けその他同人誌PDF
好評の「おも歴」2号です! 戦国のお城をマンガと文章でおもしろく紹介するシリーズ。正しいかどうかは二の次! みなさんに興味を持ってもらうためのおもしろさを優先しています。


2013/05/10

ブラック企業が増えたのではなく、「つまらない仕事」が増えたのではないか

 ブラック企業花盛りであります。
 いつもの居酒屋チェーンもブラック企業、格安洋服屋もブラック企業、あれもこれもブラック企業。
 「もはや、この世の会社はすべてブラック企業なのではないか」と疑いたくなってしまう今日この頃。

 しかし世間から「ブラック企業」呼ばわりされている企業のトップの皆様は言うわけです。「もっと働け」と。

 冗談ではありません、今まででも大変なのに、お前はさらにそんなことを言うのかとお怒りの方も多いでしょう。
  もちろん私だってブラック企業は大嫌いです。
 給料がもらえなかったりボーナスがもらえなかったり退職金がもらえなかったりその他いろいろお金がもらえなかったら泣くし怒るしすぐ辞めるでしょう。

 けれど、「ブラック企業」のトップの皆様がおっしゃる「もっと働け」「昔、オレはこのくらい働いていた」というのには、内心同意してしまうところもあるのです。

 まあ怒るな。話は最後まで聴きねえ。

 例えばこの私。 
 ずーっと、目を開けてから閉じるまで働いています。
  朝起きたら仕事します。ごはんを食べたら仕事します。 それでごはんを食べたら仕事して、またごはんを食べて仕事します。眠くなったら寝ます。
  おそらく毎日12時間以上は仕事しているでしょう。たぶん。

 そうなると、我が社は大いにブラック企業ということになるのでしょうが、私は実に幸せに仕事をしています。
 イヤな仕事はいっさいせず(面倒くさい雑用はありますが)、 好きな時間に寝て起きて、食べたいときにごはんを食べ、イヤなヤツとはつきあわず、行きたいところにだけ行く。
  貧乏なのが難点ですが、「好きな仕事をすることが人生の幸せ」であるならば、幸せであることは間違いありません。

 なぜ、仕事づくめなのに幸せなのでしょうか。 
 簡単です。「仕事が楽しいから」です。

 で。
 これを企業にあてはめてみましょう。
 私もかつて、企業に勤めていたことがあります。
 ほとんどの企業の仕事は実に楽しく、やりがいがありました。残業もまったく苦になりませんでした。
 世間から見たら「山ほど残業させられて給料が安いなんて、ブラック企業だ!」と思われるかもしれませんが、仕事が楽しかったので、そんなことは全然考えませんでした。

 つまり、「仕事が楽しければ、長時間労働も安い給料も苦に感じない」のであります。
 私だけでなく、皆様のまわりにも「好きなことを仕事にしている人」はいませんか。
 そういう人って、実に楽しそうに長時間労働をし、幸せそうではありませんか。


 「ブラック企業」かどうかは、単に「労働時間」で決まるものではないと思います。 
 だから、「ブラック企業」のトップは「もっと働け」とおっしゃる。
 おそらく、トップの人たちは労働時間だけで言えば、ヒラの社員よりもずっと働いているでしょう。 しかしそれは、「労働の質」が全然違うのではないでしょうか。たぶん、トップの方々は実に楽しく仕事をしていると推察します。

 例えば、名番組「プロジェクトX」には、高度経済成長期を支えたモーレツサラリーマンが多数登場しますが、彼らは明らかに激務をこなしているにも関わらず、実に楽しそうに仕事をしています。
 サラリーマンに限らず、戦後、日本の復興を支えた世代はみんな死ぬほど仕事をしている。それでも文句を言っていません。
 たぶん、今、「ブラック企業が増えている」のではなく、「つまらない仕事が増えている」のだと思います。


 「仕事を楽しいと感じる」「つまらないと感じる」には、いろいろな要因があると思います。 
 まず、「ギャラ」。
 給料の良し悪しはモチベーションに大いなる影響を与えます。高いギャラの仕事はやる気が出、低ければやる気が出ない(逆に、あんまりギャラの高い仕事は、つまらない仕事である可能性も高いわけですが)

 次に「仕事内容」。
 「一晩中サンドイッチを作れ」と言われたら大変ですが(ご苦労様です!)、 「好きなことをしてよい。お金もあげよう」と言われたらみんな喜んで「仕事」するでしょう。
 まあここまで極端でなくとも、 楽しいことをしてお金がもらえるならみんな喜んで働くし、残業もよろこんでやりますよね。
 逆に「つまらん仕事」をやらされたら一刻も早く帰りたくなるのはあなたも私も同じです。

 そのほか、「やりがい」「昇給の見込み」「出世の見込み」「人間関係」「仕事環境」など、「仕事の楽しさ」に関係する要因はたくさんあります。今、「ブラック企業が増えている」のは、「仕事をつまらなくする要因が増えている」のでしょう。

 また、「普段の生活環境が改善された」ということも、仕事のおもしろさ、つまらなさに影響を与えていると思います。
 戦後すぐの皆さんは生きるのにせいいっぱいで、とにかく仕事があるだけでありがたかった。 「ごはんを食べて、明日も生きる」だけで幸せだったのです。
 しかし、今は「ごはんが食べられる」だけで幸せと感じる人は少数でしょう。やはりパソコンとネットとiPhoneとテレビくらいは欲しいでしょうし、おやつだって食べたい。
 日常が非常に快適なだけに、仕事じゃなくても、「楽しい」と感じるハードルがものすごく上がっていることは間違いありません。
 「ブラック企業が増えた」のは、「大勢の人が、仕事をつまらなく感じるようになった」のも要因のひとつだと思います。


 さて、「ブラック企業呼ばわりされている会社」の方ですが、そちらだって、「仕事がつまらないのですぐ辞める若者が増える」ことは困った事態なのです。
 求人って、実はお金がすっごくかかってて、決してタダではない。「人材を使い捨てたい企業」なんて、あるわけがないですよ。本当はずっといてほしいに決まっています(業績悪化によるリストラなどは除きます。つまり、企業の側の本音は、「こちらがクビにしないかぎり、ずっといてほしい」のです)。

 では会社が常に「働く人にとって、楽しい仕事」を用意できるかというと……これはなかなか難しい(会社側が努力することはできますけどね。それで成功している会社もいっぱいあります)。
 不況だと給料を上げることもできないし、需要に応じて生産を上げ下げするとなると、臨時雇用はやむを得なくなってきます(雇用を安定させるために、生産を少なくするときも人を雇っていると、今度は製品の値段が上がることになり……難しいものです)。
 でも、「ずっといてほしい」なら、「仕事を楽しくする努力」をする義務を、会社は課せられていると思います。

 技術が進んだ結果、「つまらん仕事」が増えて、「ブラック企業」も増えた(映画「モダン・タイムス」をぜひごらんください)。
 ではどうでしょう、今は個人でも簡単に起業できる世の中なんだし、「楽しい仕事」を自分で創るっていうのは。
 技術の向上は「ブラック企業を増やした」と思いますが、個人での開業も容易にしました。
 アイデアさえあれば、パソコンひとつとネットで、お金を生み出すことができる時代。みなさんどしどし起業しちゃってください。責任は取れませんけど。
 どんな仕事でもどうせ(ほぼ)貧乏なんですから、好きなことやって生きてきましょうよ。

 まあ、独立なんて思い切ったことをしなくても、楽しく小遣い銭を稼ぐ方法は今の時代、いくらもあります。
 「いかに楽しく働くか」「いかに楽しく生きるか」が今重要であって、別に「ブラック企業に忠誠を誓う」必要なんてどこにもないと思いますよ。


追伸
仕事には「相性」というものがありまして、世間で「ブラック企業」と言われているところでも、楽しく働ける人はいっぱいいると思います。「楽しい」と思ったらいればいいし、「楽しくない」と思ったら辞めればいい。どうせ今の時代、会社はあなたを守ってはくれないんですから。
  

barbara_asuka at 22:02|Permalinkコラム 

2013/05/09

M3初参加で考えたこと

 GWも終わり、皆さまそろそろ通常営業に戻った頃と思いますが、GWはいかがお過ごしでしたか。
 私の方は、 ここ数年というもの「GWは同人誌即売会」という流れがすっかり定着してしまいまして、家族からもすでに期待されない身空となっております。 

  さて、今年は初めて、音系即売会「M3」に参加してみました。
 とにかく自分を追い込みまくる私、「今年は音楽をやる!」と決めたら即申込。なんつーか、「野球をやる!」と決めたらまだグローブも買ってないのにグランドの予約と対戦相手を探しちゃうような気の早さです。

 幸い、4月の始めから「TENORI-ON」に凝っておりまして、おかげさまで無事CDを作って頒布することができました。
 サークル参加のほうは大変楽しく、サークルさんや一般参加者の方とお話ししたり、 企業ブースで買い物したりと大変有意義な1日でありました。
 「音楽って、すばらしい!」としみじみ感じ、閉会の際はあやうく涙ぐみそうになってしまいました。
 次回もぜひ参加したいと思います。


 さて、サークル参加者としての感想はこのくらいにいたしまして、 わしも評論屋のはしくれ、ちょこっとM3の初印象などを語らせていただこうと思います。
 私が配置されたのは「フリースペース 小音量」つまり机なし椅子なし音出しOKという 、頒布よりはパフォーマンス中心のエリアでして、いわゆる「ジャンジャンバリバリ売りまっせ」的サークルホールとは別のホールであります。
 午後になり一般参加者の入場も一段落したところで、せっかくだからと私も「ジャンジャンバリバリ売りまっせ」的サークルホールのほうへ足を運んでみたわけです。

 えとー。いわゆる普通の同人誌即売会と違うなと感じたのは、ココでは「ジャンジャンバリバリ売りまっせ」は「正義である」というところですね。
 なんというか、普通の同人誌即売会では「ジャンジャンバリバリ売りたいサークル」も、お作法として「ひかえめに」ふるまうことが雰囲気として求められているような気がしますが、M3はプロ出店もOKでありまして、そうとなれば「ジャンジャンバリバリ」が正義なのは当然であります。かくして「ジャンバリ」ホールは売りたいサークルさんの熱気むんむん、ジャンバリ傾向が強い私などは、大変居心地のよろしい空間でありました。

 まあとにかく驚いたのはそのサークル数の多さ。
 コミケの同人音楽ジャンルもすごいですがココもすごい。
 会場がビックサイトより狭い分、「ジャンバリ」サークルさんの熱気でむせっかえりそうなナニでございます。

 選べない……。

 そう、人は、あんまり選択肢が多すぎると、選ぶことができないのであります。小さい即売会がなんだかんだ言っても好まれる所以はここにあります。
 サークルカタログを買おうにも「完売」でありまして、仮に買ったとしてももしかすると巨大な文字で「東方」と書かれているだけではいったいどこから手を付けていいものやら。

 さらに、「音楽」は「本」と違って、ささっとその場で良し悪しを判断することができません。せめて一分でも数分でも試聴してみないと良し悪しや自分の好みかどうかがわからない。しかし、これだけのサークルさんを全部いや半分、いやいや十分の一でも試聴するなとどいうことは不可能であります。

 つまり、M3では「事前リサーチ」および「ジャケットデザイン」が大変重要なのであります。
 
 おお神様、私は「ジャケットデザイン」の必要性を生まれて初めてしみじみと実感いたしました。
 これまで「買いたいものを決めずにレコード屋に行く」ことなどなかったので、「ジャケットデザインは『付加価値』」くらいの認識しかございませんでした。
 だけどそれだけじゃなかったんですね。「ジャケットデザイン」とは、それに収録されている音楽のレベルや、関わっているスタッフのレベルや人数、歴史など、すべてが現れます。売る気なのかそうでもないのかも。
 音楽に詳しい皆さまは既にご存じのことなのでしょうけれど、しみじみと「レコードジャケットの役割」について実感したのは私初めてであります。そしてこんなに真剣にジャケットデザインを見たのも初めてであります。

 もうひとつ、「事前リサーチ」でありますが、M3開催前に、参加サークルのみなさまが実に綿密に「事前宣伝」をしていらっしゃった理由が、会場に行って初めてわかりました。
 事前に聴いて、目星をつけておかないと、当日いきあたりばったりでは、一般参加者は気に入った音楽を探すこともできない。そして、参加サークルさんは見つけてもらうこともできない。
 これが同人誌であれば開いてさっと中身がわかりますから、いきあたりばったりでもなんとかなります。音系はそうではないから事前の宣伝が必要だし、視聴サイトも必要なのですね。

 ちなみに、M3初心者の私は、事前にサークル参加者の作品を試聴しましてびっくり。
 いやもう上手いこと上手いこと。
 しかも安い。
 同人音楽ではアルバムでも200円500円は当たり前。高いものでも1000円くらい。
 そりゃあ、街のCD屋が潰れるわけだわ。

 同人誌といえば、厚さと相場から考えて「商業本より高い」のが当たり前ですが、同人音楽はクオリティも高くて「商業作品よりはるかに安い」。
  このからくりはどこから来るのかというと、商業本の世界では「たくさん刷って安く売っていた」のに対し、商業音楽の世界では、「たくさんプレスして高く売っていた」からだと思います。ぶっちゃけて言えば後者ボロ儲け(別に悪いことではありませんけれどね。書籍やCDのような「複製商品」はたくさん作れば作るほど単価が安くなるので、たくさん作ればそれだけ儲かるわけです。売れれば)。

 価格って、「慣習」と「供給」と「需要」で決まると思うのですよ。
 例えば同じデータコンテンツでも「ホームページはタダ」なのが相場だけれど、「アプリは有料」でもみんな買うのはなぜか(有料ホームページはよほどのものでないかぎり、人気はありません)。
 それは、単に「慣習」、つまり「そういうもんだ、とみんなが思っているから」だと思います。
 今まで音楽のアルバムは2000円から3000円、シングルは1000円。「そういうもんだ」と思わせることに成功していたわけですね。

 これは想像になりますが、おそらく、レコード商品って、昔は「超高級品」だったのではないでしょうか
 蓄音機とか買えるご家庭はごくわずか。お金持ち相手だから高くてもいい。
 そーゆー「慣習」がずっと続いてきたのだと思います。

 しかしここで黒船が。
 インターネットの登場で音楽は「タダでも手に入れることができるモノ」になり(今では違法になってしまいましたけど)、技術の発達で、「誰でもやる気になれば、CD屋で販売されているモノと寸分違わぬCDが簡単で安価に作れるようになった」わけです。

 ご存じのように、レコードいやCDが流通するまでには、さまざまな流通経路をたどります。その間にどんどん値段が高くなる。
 しかし、同人音楽であれば、「つくる人が売る人」であり、書店に委託しても手数料は30%程度。商業音楽の「印税」よりはるかに率がよく、少ないプレス枚数でもかなりのお金が得られます。
 しかもレコード会社にうるさいことを言われることもない。そりゃあ、同人音楽市場が盛況になるわけですよ。売り手にも買い手にもいいことづくめだもの。

 VOCALOIDの登場と流行はその流れを決定的にしたと思います。
 有名な「歌手」に自分の作った音楽を歌わせ、人気が出たら「自分で」販売(頒布)する。それが誰でもできるんです。あなたでも、私でも。
 GW最終日にNHKラジオ第一でVOCALOIDのイベントをやっていたのですが、しみじみと「スゴい時代になった」と感じました。だって、流れている曲がほとんど「元は同人音楽」なんだもの。


 私は別に音楽業界に恨みはないので、今の音楽業界不況に「大変ですね」とは思いますが、安く素晴らしい音楽がたくさん買えるのは大歓迎であります。しかもアーティスト本人から買えて「ありがとうございます!」と言われるのですから楽しくないわけがない。
 
 もともと、音楽業界は、素晴らしいアマチュアがたくさんいるところでした。ただ、食えないからプロにならないだけで。
 今でも聞いてみると「音楽業界はやっぱり食えないところ」と言われますが、おこづかい程度なら得ることができるところになったのではないでしょうか。
 そのかわりこれまで「プロ」と言われてきた、「メジャーレーベルに所属するアーティスト」が辛くなってきた。販売店や問屋はもっと辛いでしょう。

 冷酷なようですが、リスナーにとっては、そんな業界内部のことなどどうでもいいのです。
 素晴らしい音楽が安価に聴けるのであればいい。


 M3の会場で、「ジャンバリ」サークルさんの怒濤の進撃を見ながら、私はそんなことを考えていたわけです。
 アーティストにとっての未来は明るい。
  
 次回のM3も楽しみです。 

barbara_asuka at 14:59|Permalinkコラム 
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